アメリカ西海岸オレゴン州でピアノ教室を主宰しておりますきょうこです。
2022年も早4月を迎えようとしておりますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
ブログの更新が随分ご無沙汰してしまいましたが、相変わらず楽しくピアノ教室を続けております。
自分がYouTubeに動画を投稿するようになり、他のピアノの動画もよく観るようになったのですが、日本のあるピアノの先生が「大手の楽器店(ピアノや楽譜の販売店)が倒産し、それに伴いピアノ人口が減っている!」と嘆かれていました。
でも一方、日本でも沢山のYoutuberの方々がストリートピアノの動画を挙げておられますし、「初心者の僕が1000時間ピアノを練習してみた」などの動画は大変人気があるようで、私の何千倍もの再生回数や登録者がいらっしゃいます。羨ましい限りです。笑
有難いことに、私の周りでもそれほど生徒さんが減少したという実感はありません。
その様な動画を観ていると、
『ピアノ教室に通うほどではないけれど、家にピアノやキーボードがあるから何か弾いてみたいな😃』
とお思いの方は多いのではないか、と思い、1月からバイエルを29番から順に投稿し始めました。
そもそも聞いたことはあるけど、バイエルってなに?!
バイエル教則本というのは、『フェルディナント・バイエル(Ferdinand Beyer)』という1806年に当時のローマ帝国(ドイツ)で生まれた作曲家の名前です。
彼が1851年頃に作曲した106曲からなる『バイエル教則本Vorschule im Klavierspiel, Op.101』が日本で広く知られているバイエルと呼ばれるピアノ教本になります。
『バイエルは、つまらない!』
そんな声がちらほら聞こえてきます。
昔のピアノ教室は、とにかくバイエルから始める!のが王道だったので、あまり良いイメージを持っていない方もいらっしゃるかもしれません。
私が考える主な理由は、
・曲が多すぎる(全部で106曲!)😱
・似たような曲ばかりでつまらない😪
・前半部分のほとんどが両手共にト音記号なので、ヘ音記号が出てきた時につまずく😫
などでしょうか。
バイエルの動画投稿を始めた理由
それは、独学でピアノを行う方にピッタリの教本だと思ったからです。
・ピアノの基本の基を網羅している(タイ、スラー、和音、三連符などなど)
・鍵盤移動が少なく同じパターンを繰り返すので、両手の指の動きに集中できる
・106番は、かなり弾きごたえのある難しい曲である
です。
動画は29番から作り始めましたが、3月末現在55番まで投稿しました。
演奏しているだけの動画もありますが、曲によって音楽用語や大事な導入内容がある時は、解説も加えてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
なぜ、Youtubeに無料でコンテンツをあげるのか
ピアノ教室でお月謝を頂戴して教えている私が、なぜ無料で自分の知識を動画にしてあげるのか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私が動画投稿を続ける理由はただ一つ、
ピアノが楽しいと思ってくれる人を世の中に一人でも増やすこと
です。
弾いてみたいけど、なんだか難しそうでよくわからない
でも、
ピアノ教室は敷居が高い気がする
そんな方に、暇つぶしでもピアノを触って頂きたいと思ったからです。
ピアノを弾くと、気持ちが落ち着きます。
生徒の保護者の方が、
「家でも気持ちよさそうに弾いてますよ~。」
と、言ってくださるのを聞くと、本当にうれしいです。
『弾いていて気持ちがいい』のは、上手だから、だけではなく、演奏を通じて自分だけの空間と時間を作ることができているからだと思います。
でもそれは、ピアノを独学で学ばれる方の方がもしかしたらより自然に感じられるかもしれません。
じゃぁ、ピアノ教室に通う意味なくない?
と思われるかもしれません。
ピアノ教室に通って頂いている生徒さん達には、お一人お一人に合わせた教材、ペース、弾き方を指導しています。
・音の質
・指の動かし方
・テンポの安定具合
等々は、独学だけだとご自身ではなかなか気づく事は難しく、またその様子は人それぞれ異なり、上手になるための課題もその方毎に違います。
ピアノ講師は、各生徒さんの演奏を聴いて、その生徒さんがどの様な課題をクリアすれば、より効率的に上手に楽しくピアノが演奏できるようになるか、のお手伝いをしています。
私の動画投稿がきっかけで、もしどこかのピアノ教室に通ってみたい思って頂けたら、それは本当に嬉しい限りだと思っています。
そんなお手伝いができたら良いなと思いながらこれからも動画投稿を続けていきたいと思いますので、もしよろしければ私の動画をご覧頂いた後に、
『チャンネル登録』
や
『いいねボタン👍』
を頂けると泣いて喜びます!笑
最後までお付き合い頂き有難うございました。
いつも心に音楽を♪
きょうこ