皆様こんにちは。いかがお過ごしですか。
オレゴンは、冬の雨の季節が終わり肌寒さは残るものの晴れ間が続くようになってきました。
さて、今日はバッハのお話です。
バッハの初めの第一歩ともいえる『二声のインヴェンション1番』の演奏をYouTubeにアップしましたので、良かったらご覧ください。
バッハについて
クラシック音楽と呼ばれるピアノ音楽は、およそ1550年~1900年頃の時代の音楽を指しますが、その中でも大きく分けて
バロック音楽
古典音楽
ロマン派音楽
の主に3つがあります。
バッハは、その中の『バロック音楽』にあたります。
バロック(baroque)は、『ゆがんだ真珠』という意味だそうです。
ピアノ音楽のバッハの本名は、『ヨハン・セバスティアン・バッハ』で『J.S.Bach』とつづります。
ピアノ学習者にとって最も大切な作曲者の一人といってよいバッハのピアノ曲ですが、実は、バッハの生存時は今のピアノはまだ存在せず、バッハはオルガンやクラヴィーアと呼ばれるピアノができる前の楽器のために沢山の作品を残しました。
オルガンやクラヴィーアは、今のピアノのように音を伸ばす効果のあるラウドペダル(右足で踏むペダル)もありませんでしたし、特にクラヴィーアは響板に鉄が使われていないため、鍵盤を押さえていても音はすぐに消えてしまします。
また、とても繊細な楽器なので、今のピアノのように大きな音も出ませんでした。
なので、バッハの曲を演奏する時には、これらの昔の楽器に近い表現を再現するために、多くの場合ペダルを使わずに音と音の間を切って演奏するノンレガートと呼ばれる奏法が用いられます。
ノンレガート奏法については、今ではコンクールなどではレガートで演奏されるのが主流?の様ですが、私は今でもノンレガートで演奏するのが好きです。
これからも、ピアノ初心者の皆様が楽しんで頂けるようなピアノの曲をYouTubeにアップしていきたいと思いますので、聴いてみたい曲などがございましたら、YouTubeのコメント欄からお寄せください。
いつも心に音楽を♪
きょうこ