・ヘ音記号は、なぜ読みづらい?!
「ト音記号は上手に読めるけれど、ヘ音記号は苦手。」
という生徒さんは少なくありません。
実は、私自身もヘ音記号が苦手で音譜が読めない生徒の一人でした。
当時小学校5年生の4月から新しいピアノの先生に変わった時、先生は私の読譜の酷さに驚かれて全ての教本を最初からまたやり直しさせられたほどです。
(といっても、既習の曲は全て耳や指が覚えていたので、当然の如く楽譜を読む必要もなく、その先生の対応は全く意味がありませんでしたが。。。当時の先生、申し訳ございませんっ💦)
この記事をお読みいただいている方やそのお子さんも、似た様な方がいらっしゃるかもしれません。
ヘ音記号が苦手な方が多い理由は、おそらく最初にト音記号に慣れてしまうので、読む場所が違うヘ音記号は混乱を招くためだと思われます。
ドレミファソラシドのト音記号とヘ音記号の音階の楽譜はこんな感じです。
場所が全然違いますよね、💦
五線だけで見てみると、一番左のヘ音記号の「ド」の場所は、ト音記号の「ラ」の場所と同じ下から2本目と3本目の間にあります。
これだけを見ると、全く関連がないように見えますが、実はト音記号とヘ音記号には共通点がいくつもあるんです。